第5回 杉野印刷コラム
会社案内は何ページ必要?作る前に考えたい構成
~立派なパンフレットより、伝わるパンフレットを~
第1部|会社案内、何ページあれば十分?
「会社案内を新しく作りたいけれど、何ページくらい必要ですか?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
会社案内と聞くと、何ページもある立派な冊子を思い浮かべる方も多いかもしれません。
でも、実は会社案内に決まったページ数はありません。
A4サイズの紙1枚でも、二つ折りの4ページでも、しっかりした8ページ以上の冊子でも、会社案内を作ることはできます。
大切なのは、ページ数の多さではなく、会社の魅力が相手にきちんと伝わることです。
例えば、初めて会うお客様に会社の概要を知ってもらうなら、コンパクトな会社案内が便利です。
一方、製品やサービスの特徴を詳しく紹介したい場合は、ページ数を増やした方がわかりやすくなることもあります。
会社案内は、厚ければ良いというものではないんですね。
第2部|誰に渡すかで、内容は変わります
会社案内を作るとき、まず考えていただきたいのが「誰に渡すのか」ということです。
例えば、営業先のお客様に渡す会社案内なら、事業内容やサービスの特徴、他社との違いなどが重要になります。
採用活動で学生や求職者に渡すなら、会社の雰囲気や仕事内容、働く人の様子などが知りたい情報になるでしょう。
展示会で配布するなら、短い時間でも会社の特徴が伝わる、見やすい構成が向いています。
同じ会社を紹介するパンフレットでも、読む人によって知りたい情報は違います。
「誰に、何を知ってもらいたいか」
これを最初に考えるだけで、会社案内の方向性がぐっと明確になります。
第3部|会社案内には何を載せればいい?
「会社案内には、どんな情報が必要なの?」
これも、よくある疑問です。
一般的には、次のような内容が考えられます。
- 会社概要(会社名・所在地・設立など)
- 事業内容・サービス紹介
- 会社の特徴や強み
- 代表者のメッセージ
- 製品や仕事の実績
- お問い合わせ先・ホームページ
ただし、すべてを載せる必要はありません。
例えば、営業用なら「どんなことを頼める会社なのか」がわかることが大切です。
採用用なら「どんな人が、どんな仕事をしているのか」が伝わる内容が役立ちます。
また、文章ばかりではなく、写真やイラスト、図などを取り入れると、会社の特徴を直感的に伝えやすくなります。
情報をたくさん載せることより、必要な情報をわかりやすく整理することが大切です。
第4部|紙やサイズにも、ちょっとした工夫を
会社案内というと、A4サイズの冊子が一般的なイメージかもしれません。
でも、用途によっては違う形も考えられます。
例えば、持ち歩きやすさを重視するなら、小さめのサイズ。
写真や製品を大きく見せたいなら、A4サイズや見開きを活用した構成。
気軽に配布したいなら、1枚の紙を二つ折りや三つ折りにしたパンフレットも便利です。
さらに、紙の種類や厚さによっても印象は変わります。
落ち着いた雰囲気を出したいならマットな紙、写真を鮮やかに見せたいならツヤのある紙など、会社のイメージに合わせた選び方ができます。
ただし、豪華な紙や特殊な加工を使えば必ず良い会社案内になるわけではありません。
配布する部数や使う期間、予算とのバランスも大切です。
会社案内は、内容だけでなく、使いやすさまで考えて作ることがポイントです。
第5部|その会社案内、今の会社を伝えていますか?
ここで、少し考えてみてください。
今お使いの会社案内は、いつ作ったものでしょうか?
新しいサービスが増えたのに、昔の事業内容のままになっていませんか?
会社の設備や取り組みが変わったのに、古い写真を使っていませんか?
ホームページは新しくなったのに、パンフレットだけ以前のデザインということはありませんか?
会社は少しずつ変化していくものです。
だからこそ、会社案内も定期的に見直すことが大切です。
もちろん、毎回すべてを作り直す必要はありません。
写真を新しくする、サービス紹介を追加する、文章を整理する。
そんな小さな変更でも、会社の今の姿を伝えやすくなります。
会社案内は、会社の「今」を伝える大切な営業ツールです。
これから会社案内を作る方も、すでにお持ちの方も、一度その内容を見直してみてはいかがでしょうか。
まとめ|会社案内は、ページ数よりも伝わる内容が大切
会社案内を作るとき、ページ数やデザインから考えたくなるかもしれません。
でも、本当に大切なのは「誰に、何を伝えたいのか」ということです。
1枚の会社案内でも、目的に合っていれば十分に役立ちます。
反対に、何ページもある立派なパンフレットでも、伝えたいことが整理されていなければ、魅力が伝わりにくくなってしまいます。
会社案内は、会社の情報を並べるだけでなく、会社の魅力を伝えるためのもの。
次に会社案内を手に取ったときは、ページ数だけでなく、「どんな工夫で会社の魅力を伝えているのか」にも注目してみてください。
きっと、新しい発見があるはずです。